JIRA会長挨拶

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一般社団法人日本画像医療システム工業会
会長  小松 研一

 一般社団法人 日本画像医療システム工業会(JIRA)は、X線診断装置、X線CT装置、MRI装置、核医学診断装置、超音波診断装置、診断用画像処理システムなどの画像診断機器・システム、および放射線治療装置、さらにヘルスソフトウェアとこれらの関連用品などを開発、製造、販売している企業の団体です。1967年に「日本放射線機器工業会」として発足以来、医療の発展とともに歩み続け、JIRA製品の標準化や行政機関への提言など地道で不断の活動を続けるとともに、時代の要請に対応した課題検討を続けてきております。今日では画像医療システムとそれらの関連機器・用品を供給する186社(2017年5月10日現在)の会員企業を擁する産業団体に成長しました。法人活動としての常設組織の他に、専門的活動組織の4つの部会と横断的活動組織である12の委員会などがあり、画像医療システム産業に共通する多彩な課題を取り上げて活動しております。

 2008年のリーマンショック以降、従来我が国では、社会保障のためのコストとして論じられてきた医療および医療機器産業が成長産業の有力な一分野である、という視点で論じられるようになってまいりました。「日本成長戦略」に「国民の健康・寿命の延伸」が謳われ、さまざまな政策が提案され、関連法制もここ数年で整ってきております。一方では医療・医療機器産業の国際化が国策として推進され、世界市場7.4兆ドル(814兆円)の市場での競争が始まろうとしています。このような大きな環境変化に伴い、今後の医療ならびに医療機器産業は大きな変革のうねりに入っていくものと思われます。JIRAはそのうねりの方向性を見極め、現在直面している課題を一つずつ解き明かしながら、医療機器産業の発展に寄与してまいります。

 医療の国際化、医療産業の成長に向けた各国規格・制度の国際整合の推進や新興国の市場情報収集などによる会員企業の海外市場開拓支援にも注力しています。この活動は関係省庁ならびに一般社団法人Medical Excellence JAPAN(MEJ)をはじめ他関連団体・学会と連携して取り組むだけでなく、国際的な発言力と提言力を高めるため、画像診断機器産業の国際組織であるDITTA1)をCOCIR2)、NEMA-MITA3)と共に創設し、副議長としての活動も積極的に推進しております。2016年9月のIMDRF4)フロリアノポリス会議、2017年3月のバンクーバー会議においても医療機器産業のグローバルな環境整備の提言を行うなど積極的な活動を推進しております。

 JIRAでは将来の医療とICTの利活用推進への課題、医療被ばく管理に関する課題などへの取り組みや、JIRAの事業基盤としての市場統計、導入実態調査、企業振興活動なども推進しております。一方、コンプライアンス(法令遵守)は、会員企業、産業界にとって必須の課題です。JIRAは各会員会社が真摯に共通課題を安心して解決してゆく場を整備してまいります。

  JIRAは、画像医療システム産業の活性化を通じて、日本の医療機器産業の健全な発展に寄与し、世界の医療・人々のQOL(Quality of Life)の向上に貢献していくことが使命と考えます。JIRAおよび会員各社は、一丸となって画像医療システム産業が健全に発展するよう努力してまいります。 今後とも、皆様の一層のご理解、ご協力を心からお願い申し上げます。

一般社団法人日本画像医療システム工業会
会長  小松 研一

  • 1)DITTA : Global Diagnostic Imaging, Healthcare IT & Radiation Therapy Trade Association
    国際画像診断・医療IT・放射線治療産業連合会
  • 2)COCIR : European Coordination Committee of the Radiological, Electromedical and Healthcare IT Industry
    欧州放射線医用電子機器・医療IT産業連合会
  • 3)NEMA-MITA : National Electrical Manufacturers Association, Medical Imaging and Technology Alliance
    米国電気機器製造業者協会 医用画像工学関連機器事業部会
  • 4)IMDRF : International Medical Device Regulators Forum
    国際医療機器当局フォーラム