当時の国立がんセンターでのT期肺癌の放射線治療は、照射範囲を原発部位に絞り、必要最小限の照射野でリニアックX線前後6門照射で9000ラド以上を照射するという方式で、現在さかんに行われるようになった定位照射法のさきがけでした。スライドに見られるように、肺癌はたしかに制御され治癒していますが、かなりの後遺症-放射性肺炎-を残していました。
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