1957年の塚本憲甫先生の宿題報告からの引用です。この時代の肺癌の放射線治療成績として見るべきものは、金田弘氏によるX線篩照射がわずかながら治癒例を得たという報告のみでした。しかもこの治癒例の後遺症はかなりきびしかったようです。肺癌には当時の放射線治療では歯が立たないというのが塚本先生の結論でありました。
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