このグラフは日本の戦後から現在までの下咽頭癌の治療成績の推移を示しています。1965年頃の国立がんセンターの治療成績には、池田首相治療の頃の苦闘のあとが残っています。とにかくその頃の成績はよかったのです。このことについての海老原先生のコメントを紹介しておきます。7000乃至9000ラドの大量照射が行われた1960年代に治癒例が集中しているのは事実であると。
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