JFE/[13N]アンモニア注射液合成装置を研究開発。

【特徴】
[13N]アンモニア注射液合成装置は、注射用水H2Oのプロトン照射で得られる[13N]NH3から[13N]NH3注射液を自動的に精製する装置です。[13N]NH3は、心筋代謝機能を見るための薬剤として、PETシステムでは広く用いられています。
[13N]アンモニア注射液合成装置は、ターゲットボックスへH2Oと水素ガスを充填し、プロトン照射することにより、効率良くターゲット内で[13N]NH3を製造し、これを取り出して精製する装置です。

[13N]アンモニア注射液合成装置が持つ、主な機能と特徴を以下に述べます。

  1. 水素添加インターゲット法の採用
    当社循環ターゲットシステムとの組み合わせで効率良い[13N]NH3製造が可能です。

  2. ターゲット供給機能の内蔵
    ターゲットへのターゲット水供給機能も内蔵しております。

  3. 陽イオン交換樹脂による簡単な精製
    従来還元法に比べて精製が簡単であり、合成時間の短縮を図ることができます。

  4. 生理食塩等張注射液の調製
    生理食塩水による払い出し機能により迅速に等張液として調製することができます。
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