JFE/[11C]ヨウ化メチル/酢酸合成装置を研究開発。

【特徴】
[11C]ヨウ化メチル/酢酸合成装置は、[11C]CO2を用いて、11Cで標識されたヨウ化メチルを自動的に合成するための装置です。[11C]ヨウ化メチル([11C]CH3I)は、各種アミノ酸、メチルスピペロンなどの重要なPET薬剤を合成するためのメチル化試薬として使用される、大変有用な前駆体です。
また、ラインの変更により[11C]CO2を用いて、11Cで標識された酢酸を合成することもできます。[11C]酢酸は、心筋の血流、酸素代謝機能を反映する有用な薬剤です。

[11C]ヨウ化メチル/酢酸合成装置が持つ、主な機能と特徴を以下に述べます。

  1. RIフィードバック制御
    小型RIセンサーを用いて合成操作のステップの移行をフィードバック制御で行い、合成時間の短縮と信頼性の向上を図っています。

  2. [11C] CO2トラップ機能
    [11C] CO2を液化して濃縮する機能を内蔵することにより、合成時間の短縮、収率の向上を図っています。

 

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