JFE/[11C] メチル化合物合成装置の研究開発。

【特徴】
11C〕メチル化合物合成装置は、[11C]ヨウ化メチル合成装置により合成した[11C]CH3Iを用いて、11Cで標識されたメチオニン、メチルスピペロンを自動的に合成するための装置です。[11C]メチオニンは癌診断に最も一般的に使用されており、[11C]メチルスピペロンは脳内のD2-ドーパミン受容体測定剤として有用な薬剤です。

11C〕メチル化合物合成装置が持つ、主な機能と特徴を以下に述べます。

  1. オンカラム法によるメチル化合成
    11Cメチル化法としてオンカラム法を採用し、収率の向上を図っています。

  2. メチルスピペロンの分取機能
    内蔵の小型RIセンサー、HPLCポンプ(別途要)およびUV検出器(別途要)を用いてメチルスピペロンの分取を行うことができます。

  3. 6方バルブを用いた簡便なローディング
    6方バルブを用い、ループ位置に反応カラムを設置しているので簡便な分取カラムへのローディングが可能となります。

 

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