このスライドは国立がんセンター東病院の陽子線治療室を示しています。このスライドを見ただけでは普通の治療室のように見えますが、実はこの治療室そのものが、回転ガントリーといわれる巨大な陽子線を制御する装置の真ん中に吊るされた感じになっていて、ガントリーが回転すると治療室全体が上下に動くのです。陽子線治療は重粒子線治療と同じようにきわめて精密な治療ですので、この治療室の動きもきわめて精密に制御されています。陽子線治療についてもっと詳細に説明したいところですが、この講演の趣旨ではありませんし、時間もないので省略します。
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