GE横河メディカルシステム(株)は、同社の最高機種LOGIQ 700の持つ独自のCoded Technology技術をさらに進化させた最先端のフルデジタル超音波診断装置「LOGIQ 700 EXPERT Series(ロジック700エキスパートシリーズ)」を発売した。
Coded Technologyは、超音波の送受信処理に符号化技術を取り入れたもので、必要な超音波を強調して抽出・描出できるように、送受信処理に合鍵のようなものを用いた技術である。同社は、この機能をプレイクスルー2000として進化させ、同製品に搭載している。
<主な特長>
- 従来、比較的浅い部位において可能であったB Flow(Bモードで血流を白黒表示する機能)を、腹部用や高周波用などの多くのプローブにより汎用性を拡大させた。また、血流の乱れを表示する 半透明のカラーマップを重ねることで、血流の視認性を向上させた“Color B Flow”モードを追加させた。
- 符号化技術を用いたイメージングCoded Contrast Imagingでいくつかの目的に合わせたアプリケーションを用意。なかでもCoded Harmonic Angioモードでは、造影剤からの高調波成分であるハーモニック信号を効率良く受信する機能とCoded Technologyを組み合わせて、組織からの信号を抑制しながらよりダイナミックな造影Flow Imagingを観察できる。
- 従来のリニアプローブの視野は、長方形または平行四辺形であったが、Virtual Conbex Imagingにより視野をコンベックスプローブのように表示し、視野範囲を20%拡大した。
- PDF(動脈と静脈を識別し、リアルタイムでカラー画像表示をする機能)により拍動性血流を“緑”、非拍動性血流を“赤”または“青”で表示でき、検査時間を大幅に短縮できる。
- プローブを素子方向に動かした時の画像をリアルタイムでつなげていき、通常のスキャン範囲を超えた広範囲の画像表示が可能になり、より繊細な血管構造の描出ができる。
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GEYMS
「LOGIQ 700 EXPERT」