- アロカでは1995年超音波エコーデータを用いた生体組織の三次元表示の研究開発を開始した。研究が先行しているX線CTやMRIでは各組織ごとに固有の測定値が得られるため、目的の組織のみを抽出し、三次元表示することが容易である。
しかし組織境界面からの反射エコーを元とする超音波診断では組織ごとに固有な値が存在しないため、特定の数値から目的の組織を抽出し、これを三次元表示することは問題であった。超音波データからの三次元表示にはX線CTやMRIとは異なる超音波の性質を十分に生かした方法を開発する必要があった。
□イメージ1
三次元表示による胎児の画像
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