ヘリカルスキャン新時代へと展開したスリップリングCT装置の開発
 1秒以下の撮影時間、0.35mmの高分解能を目標に新方式によるCT装置を開発、将来のCTの可能性を見極めたいとの意志は、1984年にTCT-900Sとして実現した。この技術が基本となり、ヘリカルCT、マルチスライスCTへと引継がれることになった。

主な仕様
スキャン方式 ニューテート/ローテート(スリップリング)
スキャン時間 0.6秒、1秒
スキャン領域 500mmφ
検出器 固体検出器2304チャネル
画像再構成時間 10〜24秒


□イメージ1
TCT-900S

□イメージ2
通産大臣賞受賞

開発余話
TCT−900Sとヘリカルスキャン