人体内に存在する微量のRIを測定して、人体の機能検査や放射性物質による汚染の有無の測定など、放射線障害の検査を行うことを目的としたヒューマンカウンタには各種の方式がある。

放射線医学総合研究所に設置したヒューマンカウンタは、250×180cmの大鉄室と、225×80cmの小鉄室の2室方式を採用ている。

1. 大鉄室:20cm厚さの銑鉄ブロックに3mm厚鉛を内張り。検出器には8inφ×4inのNaI(Tl)を2個配置 し精密測定室とした。
2. 小鉄室:15cm厚さの銑鉄ブロックに3mm厚鉛を内張り。検出器には50×50×15cmのプラスチック シンチレータを8個配置し、短時間に多人数の検査ができるようにした。