拡大画像
シュリーレン(Schlieren)法による
集束超音波の焦域(焦点領域:focal region)
付近の音場写真

・焦域の軸方向の長さは、水中観測では直径の5倍でcavitaitionも生じない。

・焦域内の生体組織ではさらに極限された小さな破壊巣(smoll lesion)を作る。発生器表面より焦域までの超音波の透過する生体表面と内部組織も損傷を受けず、また焦域より超音波の拡散する発生器の遠位側の組織も損傷されないため、smoll lesionは発生器とは無関係の部位に現れているように見えるところから“trac-tless”(tractless smoll lesion)と表現された(この写真は1963年4月に大阪で開催された第16回日本医学会総会で展示されたもの(大阪大学産業科学研究所音響科学部・吉岡勝也教授提供)